カンファレンスの仕掛け人!株式会社スマートドライブ様にインタビュー

MOBILITY TRANSFORMATION 2019 イベントレポート」に引き続き、今回は第二弾として、株式会社スマートドライブ様のご厚意で、インタビューを行わせていただきました。

スマートドライブ社の事業領域やビジョン、カンファレンスの狙いを聞いていきます!

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<Profile>株式会社 スマートドライブ(写真右側)

 (奥)石野 真吾 様:ビジネス開発

 (中央)大里 紀雄 様:マーケティング マネージャー

 (手前)岡 桃子 様:マーケティング

 

|3つの事業の柱をもつスマートドライブ社

データビジネスデザイン事業本部スタッフ(以下、DBD)今回は貴重なお時間をありがとうございます。まずは、スマートドライブ様のご紹介をお願いいたします。

株式会社スマートドライブ 石野様(以下、石野) 移動にまつわる様々なセンサーデバイスを通じて収集・解析されたビッグデータを活用して、データプラットフォームやIoT時代の新たな移動にまつわるサービスを展開している企業です。多くの企業様と協業を行っておりますが、弊社は非常にオープンなスタンスで様々なパートナー企業様との事業展開をしています。

DBD山﨑 ありがとうございます。スマートドライブ社は、どんな事業をされているのですか?

石野 3つの階層で事業を展開しています。自社開発したデバイスや外部センサー、コネクテッドモビリティなどと連携し、データを収集する『データインプット領域』、モビリティデータを新しいサービスや事業に活用しやすいように加工をする『データプラットフォーム領域』、BtoB/BtoBtoC/BtoCとそれぞれの領域で展開しているサービス『データアウトプット領域』の3つの領域全てで事業を行っています。特定の領域だけでなく、データ取得から活用まで一気通貫で事業展開することで、モビリティデータ活用を進める様々な企業様に必要な事業領域で最適な関係を築いていくことができています。 

 

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提供:株式会社スマートドライブHPより

 

DBD山﨑 クラウドソリューションを提供しているだけでなく、デバイス開発や自社サービスも展開しているのですね!そこまでしている企業さんは少ないのでビックリです。 

 

|モビリティ業界におけるインテル

石野 これまでも様々な業界で既にモビリティデータは取得できています。今後これまで以上に人とモノがつながり、多様な情報が取得でき共有されていくなか、重要なことはただデータ収集することではなく、データをどのように活用し社会課題の解決や経済発展に貢献できるかということです。現在われわれは様々な企業とデータ活用の視点での協業や事業開発を進めています。代表の北川からカンファレンスの基調講演でもご紹介しましたが、現在は自動車メーカー様とEV二輪車向けサービスを開発したり、総合デベロッパー様とスマートシティの実証実験を行ったりしています。これからはこれまで以上にスピード感をもって、業種業界や単一企業に閉じず協業し、ダイナミックにトライアンドエラーを繰り返しながら事業開発をする必要があると考えています。 

DBD山﨑 われわれもマーケティング支援をする立場として非常に共感します!スマートドライブ社が事業を共に進めていくスタンスを貫く理由や狙いは、あるのでしょうか。

石野 代表の北川も申し上げていますが、よりよいモビリティ社会の実現には、競争だけではなく、協業をしていくことが重要になると考えています。協業することでシナジーが生まれるかもしれない。そうやって視点を変えれば、新たな広がりが出てくると思うのです。私としては、モビリティ業界のインテルのように黒子として、様々な企業の移動の進化を後押しする企業でありたいと思っています!

 

|MOBILITY TRANSFORMATIONの狙いも、スマートドライブ社の想いから

DBD山﨑 石野様のご厚意で、カンファレンスの企画・運営・広報を行った大里様、岡様にも来ていただきました。今回のカンファレンスの狙いについて教えていただけますでしょうか。

株式会社スマートドライブ 大里様(以下、大里) MaaS/CASEといったものは、バズワード化してきていますが、これらのサービスは、一社だけで成立するものではありません。しかしながら、他業種の連携はなかなか上手くいかないのが現状で、企業間の連携が必要だという意識も、現場レベルではあっても、組織レベルではまだまだ難しい。よりよいモビリティ社会の実現に向けて、様々な企業様とフラットな立場でオープンにお付き合いをさせて頂いているわれわれの立場を生かして、モビリティに関わる企業を業界の壁を越えて、一気に集めて巻き込みたいと思っていました。われわれとしても、オープンなプラットフォームを目指しているので、業種・業界を巻き込んでいくことに、高いモチベーションを持って臨みました。

DBD山﨑 イベントは大盛況で、出席した講演は全て満席だったので、改めてモビリティへの注目度の高さを認識しました。登壇された企業の方はもちろんかと思いますが、来場者ではどんな方がいらっしゃっていましたか。

大里 メーカーの方はもちろん、コンサル系、金融系、政府機関系、学生など、多岐にわたる方に来場いただきました。そのため、多様な視点を取り入れたセッションやスタートアップ企業によるピッチなどを企画しました。例えば、自動車メーカーによるセッションだけでなく、保険、広告、物流、シェアリング(サブスクリプション)、都市など一見するとモビリティとはかけ離れているようなテーマでセッションを企画しまして、なかでも『資本市場から見たモビリティ業界の今後』は、投資家の方に人気で、すぐに定員を迎えた講演でした。

DBD山﨑 すごく手ごたえがあったことかと思います。カンファレンスを開催された感触としては、いかがでしたか。

大里 誰もが納得するモビリティサービスがどういう形になるかの答えが出きっていないので、結局、それぞれの企業が、今もっている答えを出しあうしかないと思うのです。そのための場を作ることを目標にしてきましたし、結果的に多くのポジティブな反応をいただくことができました。大変でしたが、弊社として非常に意義のある活動だったと思います。

DBD山﨑 ありがとうございます。私たちとしても、様々な視点から語られるモビリティ業界から、全体像が見えてきて、カンファレンスもこのインタビューも、とても楽しい時間となりました。

本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました!

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最後に記念撮影をパシャリ。左から大里様、弊社DBD山﨑、石野様、岡様

終始、和やかにお話しいただきました。オフィスも開放的でした。

 

|インタビューを通じて

どんなデータを貯めるか?どこにデータを貯めるか?どのように活用するか?

普段の実務でデータマーケティングに対峙をすると、企業によって課題は様々です。

貯めるデータ、貯める先も今後変わってくるものではありますが、企業間・業界間での連携が取れるようになっていけば、その課題は自ずと解決へと向かっていくでしょう。何ができるか/できそうかから入る、プロダクトアウトの視点では、ある程度足並みを揃える意識が業界内で生まれつつあるように思いました。

 これからは「どうデータを活用するか」を、マーケットインの発想で考えていくことが重要になります。生活者にとってどんな体験が望まれるのか、どのようにデータを活用することによって便利になるのかということの議論が必要不可欠でしょう。

 

 「価値のある情報」、「価値のある体験」の発見とデザイン。データコンサルティング系企業が群雄割拠になっている今の時代、圧倒的な顧客視点に立つことが、広告業界のデータマーケターの価値になるはずです。私たちDBDも、生活の根幹を変えていくであろうモビリティ業界において、存在価値を発揮していく組織でありたいと改めて感じました。

 

 スマートドライブの皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました!!