MOBILITY TRANSFORMATION 2019 イベントレポート Vol.1

MOBILITY TRANSFORMATIONとは?

「移動の進化」をテーマに、モビリティ社会実現に向けた様々な業界の取り組みの紹介や、有識者のセッションが行われたイベント。1日を通して20以上ものセッションが行われ、約1,500名を動員したビッグイベントです。

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今回は、DBDから山﨑・岡田・石井の3名でイベントに参加。

また、カンファレンスを企画・運営した株式会社スマートドライブ社へのインタビューをさせていただきました。カンファレンスのレポートと、スマートドライブへのインタビューの二本立てでお送りいたします。

 

<Profile> 山﨑 大輝

f:id:data-h-products:20180226135514j:plain新卒入社4年目。20代後半。データマーケティング部のデータマーケティングプランナー。
現在は主に広告コミュニケーションのストラテジーの企画立案や、コミュニケーションにおけるPDCA管理を推進。調査設計からデータ分析まで一貫して行い、得意先の次の一手を決めるお手伝いや、戦略立案の経験を活かし、生活者ニーズから発想する新規事業開発のコンサルティングも行う。趣味はスポーツ観戦、旅行。

<Profile> 岡田 紗英

f:id:data-h-products:20180825160344j:plain新卒入社4年目。20代後半。データマーケティング部のデータマーケティングプランナー。
現在はデジタル広告配信の最適化を目的としたディレクションも行い、プランナーとしてクライアントの課題解決に取り組む。趣味は温泉/スパ、マッサージ、休日の贅沢ランチ、カラオケ(最近、会社のカラオケ部に入りました!)

<Profile> 石井 智美

f:id:data-h-products:20190423094252j:plain中途入社5年目。30代後半。データマーケティング部のデータベースマーケティングディレクター。
現在は得意先のグループ間での買い回り促進や、アプリを定期的に活用してもらえる施策を得意先と一緒に検討する等の業務に取り組む。趣味は海外ドラマや映画、旅行。

 

|MOBILITY TRANSFORMATION 2019 イベントレポート

未来を考えるために、過去を振り返り、資産を振り返る。
自動車メーカーをはじめ、通信、鉄道、保険、不動産、プラットフォーマーなど、様々な業界から事業推進者が登壇し、各社のビジョンや事例が紹介されていました。
モビリティ事業に携わる視点としては、業界の過去の歩みや企業の資産を振り返り、「未来に繋がる価値は何か」という視点が重要です。
 そこで、必要になるのがビッグデータです。自社はどんなデータを収集、保有、分析が可能であるか。そして、データを活用して既存事業の延長線上のどこに進むべきなのか。登壇した企業のほとんどが同じ視点を持ち、どのようにモビリティ事業に絡んでいくのかを語っていることが非常に印象に残りました。

モビリティ社会を推進するために大切な現場視点
ウェブやアプリの発展により、UI/UXに対するケアは当たり前のものになっています。これから小さな変革を積み重ね、大きな変革へと向かっていくモビリティ業界では、「ちゃんと現場にとって最適な体験フローであるか」という点が、重要な視点のひとつです。

印象的な講演の1シーンがあります。「マルチモーダルの進化の行方」という講演でのことです。
東京2020に向けて3年前から導入された、クラシックなフォルムの藍色のタクシーが特徴の、某タクシー会社での取り組みは、現場を知った上でのインフラ整備でした。
タクシー会社の名前でタクシーアプリをリリース。東京における配車はすでにアプリ経由が8割を占めており、デジタル化が進んでいます。
アプリには配車機能だけでなく決済機能も備わっており、乗ったらすぐに決済申請を行える事前決済を可能にしています。それだけではなく、そのほかのキャッシュレス決済にも対応。現在、〇〇Payは戦国時代。乗務員さんは中高年が多く、多種多様な支払い方法を覚えることが大変です。そこで、お客さんがセルフレジで支払方法を選択し、乗務員さんはOKを押すだけで決済が完了するという仕組みにしたそうです。その設計には「現場視点」が込められています。
これについて、アプリをリリースしたタクシー会社の社長のコメントでは「誰がどのように使えたら楽になるのか。乗務員に「これなら使える」と思われるように、設定をシンプルかつ分かりやすくすることがポイントです。そうでなければ浸透していきませんから。」と述べていました。

 

|DBDスタッフがカンファレンスに出席して感じたこと

山崎の視点

f:id:data-h-products:20180226135514j:plainカンファレンス内で語られていた「MaaSの先には体験がなければいけない。」という話や、今のサブスクリプションサービスに対して「付加価値がないものが増えてきている。単なる月額サービスではなく、なぜそれを選ぶかの提供価値を規定することが大切。」という話が印象的でした。
手法に引っ張られるあまり、ユーザーに何をもたらすのかという本質的な課題に対しての答えが曖昧になる現象がどこにでも起こりうるということを痛感しました。
私たちの業務においても、便利なツールの登場で効率的にデータを分析できるようになってきましたが、「データ活用することでどうなるのか」ということを見失ってはいけないと実感しました。

 
岡田の視点
f:id:data-h-products:20180825160344j:plainカンファレンスには、広告業界に携わる方々のセッションもありました。自動運転の技術が進んで自動車を運転する必要がなくなれば、
・新たなサービスが参入していける
・広告の接触面(チャンス)が増える
・地方創生のチャンス
・情報の在り方が変わる
(現状:「受信」がメイン→今後:「発信」が増えていく?)
様々な仮説がある中で、モビリティの空間を、押し付けではないwin-winの関係構築の場にどうすればできるのかということに、広告業界として向き合っていく必要があると感じました。
 
石井の視点
f:id:data-h-products:20190423094252j:plain「観光型MaaS」の構想は非常に興味深かったです。地方で、新幹線から在来線で移動した後は、移動の足がなかったりするので、観光連盟の方や他の交通機関と一緒に取り組むという事例は今後も増えてくると感じました。調べてみるといろんな自治体が取り入れていますね。
まだまだ、発展途上の業界で、データの活用の正解が完全には見つかっていない中、私たちDBDとしても、取得データをどのようにビジネスに活かすか、そもそもどういったデータをとりビジネスに繋げていくかを考えていきたいと思いました。

 

|モビリティ社会で重要なこと
 カンファレンスを通じて、モビリティ社会では、シェアリングエコノミーの思想が強く影響してくることが見えてきました。これからのコミュニケーションは、「どのようなサービスがいいか」のHowよりも、「なぜこのサービスを使い続けるのか」のWhyの動機づけが重要な時代になっていくのではないかと感じました。
その答えを見つけ出すには、CRMの考え方が役に立つはずです。


 顧客データから顧客が何を望んでいるかを読み取り、顧客に最適な手法でアプローチする――シンプルですが非常に難しいことです。
しかし、データで行動やインサイトを読み取り、人が動く施策を考えていくという手法は、今後もさらに重要になっていくと強く感じます。

 セッションの内容が気になった方は、MOBILITY TRANSFORMATION WEBサイトをご覧ください。

 


 第二弾は、スマートドライブ様へのインタビュー記事になります。お楽しみに!

 (2020/3/12(木)に公開予定です!!)

 

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