2018年新卒入社した2名も今や2年目。今回は二部構成で、まずは「これまで」にあたる、学生時代や就活、現在の働き方、を若手目線を交えホンネで語って頂きました。
聞き手は先輩の岩谷(7年目)がおこないます。
<Profile>荒牧 輝
新卒入社2年目。20代後半。データビジネスデザイン事業本部 アナリシスプランニング部のデータアナリスト。 現在は、博報堂DYメディアパートナーズデータドリブンマーケティング局データサイエンス部に常駐している。 BtoC企業の商材に対して、売上げの要因分解や未来予測を担当。
<Profile>内山 綾乃
新卒入社2年目、20代前半。データマーケティング一部/データマーケティングプランナー。主な業務は、BtoB企業のPR戦略立案、メディアの分析・効果検証 。サッカー観戦が好きで「名古屋グランパス」ファンです!
|学生時代から現在の仕事・プライベートの「これまで」
2年目の 荒牧 と 内山 。2018年に新入社員として、まずは博報堂プロダクツに入社する前の大学時代から追っていきます。
荒牧 荒牧です。大学院を卒業して、入社して2年目です。
学部生の時は情報理工学部で、モスキート音などの超音波にデータを乗せる研究をしていました。超音波を使うと、電波を使わないので、回線が込み合わずにデータの送信ができるんです。研究発表の時に、「今から実験します」ってやろうとしたら、その時だけアプリが動かなくなってしまって…、後悔しています。
大学院では、経営学を専攻して、航空会社の破産確率を求めたりしていました。そこで統計も少し学んでいます。情報理工学部を選んだのは、大学入学時に特にやりたいことがなかったので、就職のときに何をしていたら強いかな、と考えた時に、情報系なら強いだろうと思って大学を選びました。
内山 内山です。名古屋出身で、大学を卒業して、入社して2年目です。
大学では経済学部で計量経済学のゼミに入っていました。その時から広告に興味があって、ゼミでは広告費について何が広告費の変動に影響しているかなどを研究していました。
広告に興味を持ったきっかけは、小学生の時にみたドラマでキラキラしてるなぁと思ったことです。
大学を選んだ理由~大学生活まで率直に話してくれたふたり。まだまだフレッシュなことが聞けそうですが、学生と社会人だとライフスタイルも変わったはず・・・!
──仕事の息抜きとして「趣味」ってありますか?
荒牧 熱量が違うなと思って、もうやめちゃったんですけど、会社の人とバスケをしていました。
あとは、続いてはないんですが、友達とフットサルをしたり、掲示板を見てバレーボールをしたりしています。スポーツは何でも、見るのも好きです。
内山 ダンスを高校で本格的に始めました。ヒップホップをメインに踊って、全国4位になりました。今もたまに踊ります。
大学時代は、サークルには入っていなくて、カフェでバイトをしていました。 スポーツ観戦が好きです。特にサッカーが好きで、Jリーグは今シーズンすでに3回観に行きました。代表戦もJリーグも好きで、チームは地元の名古屋グランパスが好きです。
──共通点は「スポーツ」ですね!わりとアクティブなイメージですが、就職活動もアクティブだったのでしょうか?
荒牧 またやりたいことを探そうと思って、いろいろ受けました。楽しそうな所がいいと思ったので、映画や、ゲーム会社、テーマパークなどのエンタメ系を中心に。総合職、というよりは技術よりでの就活をしていました。
内山 広告業界を中心に就職活動をしていましたが、少しだけ金融と商社を受けました。大手だけではなく、業界を絞って規模は問わず色々受けていました。
荒牧さんはエンターテインメント業界の中でも技術よりの専門職を、内山さんは広告業界を中心に、と的はしっかり定まっていますね。確かに、博報堂プロダクツが選択肢に入るのも分かります。
|会社を選ぶ決め手は?
──その中でなぜこの会社に入社を決めたのでしょうか?
荒牧 広告会社を選んだのは、大学の時の友人の一人が広告が大好きで、ずっと広告の話をしていて、「そういう会社もあるんだな」と思って、就職試験を受けました。人に影響されやすいんですよね。広告の話をしていた友人も、今は広告代理店で働いています。
最後、博報堂プロダクツともう一つの広告会社で迷って、両方の社員の方と面談をさせていただきました。
その時に、もう一社の方は、冷たい雰囲気が感じられたのと、入社して半年は勉強ばかりだと聞きました。博報堂プロダクツは、業務内容も伺いましたが、それ以上に、談笑に近いような雰囲気で、面談していただいた方々から非常に楽しそうな雰囲気を感じたことが大きかったのが決め手でした。トレーナー制度があって、しっかり育ててもらえそうな感じもしました。
内山 面接の時にも話していたのは、ずっと目指していた広告業界で自分が勉強してきた知識を活かしながら働くことができると思ったからです。それと、専門職採用である点が大きかったです。
実は、面接が苦手なんですが、面接が普通に会話という感じでとても話しやすかったのも理由の一つです。
入社を決める一手が「面接でたくさん会話してくれた」というところは共通ですね。当時の面接担当も喜びそうな率直な感想が出てくるのは、さすが2年目。
確かに、面接は堅苦しい感じではないのが特徴で、新卒採用の面接ではカジュアルOKでリラックスした雰囲気で自分をアピールして欲しい傾向はあります。
──そんな2人の就職活動の時の思い出や苦労話などがあれば聞かせてください 。
荒牧 やりたいことがなかったので、面接でよく聞かれる「会社に入ったらどういうことがやりたいのか」の質問に対する答えを作っていくのが大変でした。
あとは、関西に住んでいたので、東京まで夜行バスで行ったり来たりするのが辛かったです。
内山 広告会社は東京に多いので、名古屋から東京まで通うのが時間的にも金銭的にも大変でした。
長距離移動も就活の思い出ですね。就活は自分自身と向き合う場面も多いので、長距離での移動はそういった時間に充てていたのでしょう。荒牧さんもそんな一面がみえる回答もありました。
──見事、博報堂プロダクツの内定を勝ち取ったふたり。今はどんな職種で、どんな仕事をしていますか?
荒牧 職種はデータアナリストです。
今は得意先からデータを貰って、過去のデータから商品の売上に効果のある要因の分析や、広告の最適な予算配分を計算するお仕事が多いです。」
内山 職種はデータマーケティングプランナーです。
得意先の買い上げデータをアナリストが分析した結果から示唆を得て課題解決に結びつけることが仕事です。
今は、課題解決の仕事とは少し離れますが、DMの市場拡大のために、デジタルとアナログを組み合わせて、デジタルで届かない人にも届くというような、DMの優位性を伝えるPRの仕事をしています。
荒牧さんは大学時代の研究体質なところは「データアナリスト」という職業に向いています。「データマケーティングプランナー」の内山さんも大学時代のゼミでの経験を活かしているように思えます!
──この1年で思い入れや印象に残っている仕事はありますか?
|1年目から、業務は現場!
荒牧 車の売上予測の仕事です。一番最初の大きな仕事だったんですが、なかなか予測が当たらなくて、「なぜ当たらないのか」をずっと探していました。
企業のホームページやTwitterを見ながら、情報を集めて予測モデルを作っていくんですが、ある程度良いモデルができた時に先輩に見せても「違う」って返される、ということが結構多くて大変でした。2,3か月くらいずっと忙しかったので、終わった時は「やっと終わったな」と思いました。
内山 百貨店の買い物データからペルソナを作る仕事です。5-6のペルソナを分析して合計一か月程度、分析結果が出てから資料にするまでが1週間もないくらいの短期間でした。ペルソナの報告に行くと、しっくりくるという店舗もあればもっと細かくできるという店舗もありました。データを見る仕事が初めてだったので、この部署っぽい仕事だなと思いました。
専門職1年目でも、先輩にフォローをもらいながら現場の業務ができ、成長ができる環境があるのがデータビジネスデザイン事業本部なんですね。
──データ系の職種だとずっと室内にこもって作業しているイメージも持たれますが、1日のスケジュールはどのような流れが多いですか?
荒牧 朝がすごく弱いので、10時半や11時に出社します。出社してからはメールや予定のチェックをしてます。その後打ち合わせに出たり、自分の作業を進めます。
昼は2時以降とか、空いている時間に会社の外に食べに行きます。最近は500円で500gまで量が選べるハヤシライスにハマっていて、いつも300gを食べています。
帰るのは10時くらいです。業務があれば業務を、なければPythonの勉強などをしています。家に仕事のものを持ち込みたくないんですよね。
内山 私はなるべく早く来て早く帰りたいので、9時半に出社します。それからメールチェックをして、打ち合わせに出たり、資料作成をします。
お昼は12時前後に社食で食べたり外に食べに行ったりします。外に食べに行くときは中華が多いですね。得意先の打ち合わせの時間帯によっては、打ち合わせ後、社内の人たちだけで認識のすり合わせをして、そのまま直帰することもあります。最近は18時くらいに退社しています。
──食事でストレス発散・・・は、ぜひほどほどにして頂きたいですね!
|大学時代の「これまで」のまとめ
2年目のデータアナリスト荒牧さんとデータマーケティングプランナー内山さんに話をきいていて感じたことは、学生の感覚もまだ理解できつつ、1年間会社の組織で働いた社会人の感覚、どちらもあることで「ホンネ」の「生っぽさ」がエピソードのなかで感じられることでした。
就活生は参考にできる内容もあり、社会人の先輩たちもこれを読んで初々しい気持ちを喚起できるのではないかと思います。
2人にはまだまだ聞きたいことがあったので引き続き、二人のホンネをお送りします。
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